不調で出張（その１） その行く末は…

　遊び過ぎ？酷暑のせい？仕事に無理が無い？原因は定かでは無いが、今週は勤務中の勢いがイマイチである。精神安定剤の頓服に頼ってはいるものの、脳ミソの動きがどーもハッキリしない毎日である。家に帰ればチビ助の攻勢に迎撃もできず、仕事疲れでリビングにゴロンとするものならチビ助のヤツ、途端に腹の上に乗っかってくる始末。中性脂肪のカタマリと成りつつある我が腹は通称トトロと呼ばれ、チビ助にとってはカーチャン公認の格好の遊び場となっているのだ。これって苦しみの連鎖である。

　そんな中、幸いにも今週末は出張となった。昨今の不景気の最中、経費節減のため近年の出張回数は激減しており、電車やヒコーキに公費で乗せてもらえるという「うつマニア」にとっては至福のチャンスも残念ながら停滞気味であるが、今回は日頃トライを続けている分析装置の勉強会参加ということで、そのスキルアップを口実に決算を受ける事が出来た。週末だし、この際出張先で一泊して友人を訪ねるも良し、モデルショップ巡りも出来そうだ。それに対し猛反発するチビ助を振り切って、いざ出発と相成った。しめしめ、ひとりで行動できるゾ。

　今回は名古屋発の東京までの一泊二日。ネットでググってみると新幹線往復運賃とほぼ同額で一泊つきというツアープランが複数見つかった。ケゲッこれってお得ですなぁー、と飛び付いたが、選択する列車によっては随分と高額な追加料金がかかるなど、その分制約も多い。今回は往路・早朝発こだま号グリーン席、復路・午後のぞみ号指定席としてみた。それでもお得感はバッチリである。

　ところで今週の不調は本日出発の朝も同じ、早速に頓服のお世話となり、この先の不安を感じる。名古屋駅の朝の人出はすさまじく、これだけで気持ちが凹みそうだ。行きの列車は700系である。N700系のそれには及ばないと思うが、やはりグリーン席は広く乗客も少なく、落ち着きを感じる。こだま号だから各駅停車、退避線に入っては次から次へと後続列車に抜かれて行くが、それもまた良ろし。乗車時間が長い分、列車旅を楽しめる感がある。弱輩のころは在来線で長距離を移動し旅を楽しんだものだが、それを思うと新幹線など早すぎてウンヌン…、などと考えている内に本日の体調も上向きになりつつ、尻もグリーン席に馴染んできたゾ。

　本日の出張成果、満足でした。今後新しいアイデアが想像できるヒントをいくつもモノにすることが出来る予感。しかし、あまりにもアカデミックな講義内容に平伏し、頓服を四錠も飲んじゃいました。なんかアタマがフラフラして…。また他社で実にお世話になっていたエンジニアが今回勉強会主催の外資系企業に転職しており、突然の挨拶を受け感激あり。やっぱ仕事は人です、良い一日でした。それにしても今日の東京は実に涼しかった。明日はどこでタクろうか知らん。