「ライトスタッフ」再び [雑感]
映画「ライトスタッフ」を観てきた。「午前十時の映画祭」と称し、およそ一年間をかけ、週替わりで順繰りに1950~1970年頃の傑作が上映される全国企画の一環である。中でも気になっていた「ライトスタッフ」が近所の映画館にやってきたので、早速出撃したワケ。一般1000円という料金も嬉しいし、何より滑走路を臨むココでヒコーキ映画を楽しめるなんぞ、結構イケテルと思う。ただし今日はドチャ降りの雨なので、ヒコーキウォッチングまでやっちゃおうという余裕は無く、逆に映画に集中できてよろしい。
今さら言うまでも無いがトム・ウルフ原作の同名小説を映画化したもので、単行本も読んだし、公開された1984年は私事就職したての頃で、確実に見ていたと思う。その後も航空関係の催し物等での上映を見たり、テレビ放映やレンタルビデオで見たりと、その鑑賞はかなりの回数に及んでいる。今回は上映時間が192分であり、おそらくノーカット版ではないかと思われる。イエガーが初めて音速を突破する場面やロケットの打ち上げ~宇宙飛行士たちが空へ駆け上がる場面などなど、鳥肌が立ち涙が出る感動をいくつも覚えた。こーいうモノには、ついついのめり込んでしまう性ゆえに、脳ミソの活性化には絶大な効果がある。ラストに出てくるNF-104もイイぞ!とヒコーキ大好きにはタマラナイ映画である。
日曜日のせいかもしれないが、客の入りも悪くない。やはり年配の男性の方々が多く来場されている。駆け上がるように配置された座席は前方の人の頭を気にすることなく鑑賞でき、今時のシネコンらしく実に良い設備である。座列の中盤に陣を取り、周りを観察すると、他人ごとではないが輝く後頭部が幾重にも連なり、この映画に興味を抱く年齢層が如何なるものかが明確に理解できる。実は隣席の御老体(少なくとも私より年上の方)の加齢臭が時より鼻に付き苦労したが、そんなことは気にならないくらい、感激の内に鑑賞を終えた。
イチオシのラーメン店で遅い昼食を摂る。月に一度は食したい!この店の絶品と思われし坦々麺を堪能し、かつ本日はコブ無しのひとり行動であったためヘンに気苦労もせず、良き一日を過ごす事が出来た、幸せである。
えっ!来週は「ミクロの決死圏」上映だと!また観に行かなくてはならない。
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