福毛の好機

落ち着かない…落ち着かない…ナンだかとっても落ち着かない。これは自分の性格的なお話であるが、たとえ日常であっても慣れないシーンが連続すると落ち着かなくなるから、実にイヤラしい。事順調に進んでいる時は良いが、いざ暗雲が立ち込めるとたちまちのうちにココロ打ちのめされてしまう。成果の大小はともあれ常に成功させないと済まない気概でもあるので…やはりビョーキ持ちは厄介だ。

さらには落ち着かずの落ち込みを…いつまでもいつまでも引きずる傾向が強く、世間様の高波が穏やかに戻った後もしばらくは復帰できずにひとり悩み続けるという…この腐った性格も何とかしたい。こんな苦しみも…つまりは心に余裕がないワケか。考えてみるとこの頃はテメエにムチ打つヤバい機会が増えているようなカンジが…好きな事でもヤリ過ぎはやはりヨロシクない。

「ポチポチと休み休みネェ、適度にヤリましょう」とは常通クリニック先生のお言葉。いつもと変わらぬ御指導だが、それを心得るスベを今だに会得できない自分を思うと少し情け無い。そんな折、いつの間にか我の福毛がユラユラとなびいている事に気付いた。福毛とはコレ幸いのナニ。いつもは身を隠している右腕の福毛が、ここにきて姿を現したのだ。

迷信云われとて幸いはありがたい。たとえ福毛登場如きの出来事でもココロ落ち着き明日への希望が開けるかも…と勝手なれば良しではないか。こんな言い訳沁みたことでも、少しはココロのよりどころとなるから…

ところで、この福毛登場がもたらした幸いなのか、突如現れた極趣味なヒコーキ。だって…3年越しで沖縄通いしてもマトモに撮れなかったヤツが、ここにきて近所の飛行場でほぼ毎日見られるようになるとは俄かに信じがたい。

いやいやコレは異常な喜び…もうココロ抑えきれません。ただしこんな時もクスリ〜ッと服用に及ばなければ身が持たない体質…ここは無理せず欲は捨て、ユルリと過ごすべきかな。それとも…