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「うつ」との均衡を図るための心得(夏の疲れが出てきた今に考える) [うつ気分]

 暑かった夏が過ぎようとしている。3年前の夏も暑かったが、あん時は病気療養のために休職中で、暑さよりも、何も手に付かない自分への不甲斐無さに対し、生きるエネルギーをすっかり無くしていた。さらにこんな状態では家族をどう支えて行くかという経済的な重圧にも押し潰されそうで、生きた心地がしない夏であった。それから何とか立ち上がれるようになり、勤め先への復職を果たしたが、それでも気分の山谷に繰り返し襲われる状態は今も続いている。ただし、本格的な病気の再発までには至らず、それだけは有難いと思っている。

 
復職当時と比べれば、お世話になっている薬の種類も量も激減し、今は1種類の抗うつ薬と頓服としての精神安定剤のみ服用している程度である。特にこの頓服と出会ってからは、生活上いやな場面に出くわしても精神的に助けられる事例が多く、良きパートナーであると思う。ただし、いやな場面とは個人的に思い巡らした事であり、自分の性格の成す結果だから、この性格をうまくコントロール出来ない限り、「うつ」との付合いは末永く続くのであろう。

 
さて、勤め先の管理監督職を正式に降格されて半年が過ぎようとしている。降ろされた理由は当然「うつ」に対する負担を少しでも軽減しようとする会社側の配慮と理解しているが、まったくのところ出世欲が無い、というワケでもないので、正直に言うと悔しいと思う面もチラホラと窺える。ただ現状で管理監督の職務に耐えうるかと言うと、それはNOである。やはり気分の山谷を抱え、いやな場面を克服出来ずに居る今の自分には能力不足であるし、また周りに迷惑を掛ける事にもなるだろう。自分の代わりに責任を持たされた同僚たちの苦労も身に沁みて感じるけど、ここは縁の下の力持ち的な貢献で尽くす方が宜しいと考えているし、自分の身のためでもある。

 
家では子供たちを中心とした事件発生が相変わらず続いている。ヤツラが独立するまでは親としてヤルべきことをヤラナケレバならないワケだが、経済的な身分相応ってのもあるし、子を親の理想象に近づける事は難しく、また子が親の言う事を素直に聞き入れる事もほぼ無いであろう。そんな現実から生まれる精神的ギャップによって、これまた気分の山谷が発生し、悩みのタネとなっている。

 
では自身で気分の山谷を理解し、上手く「うつ」と均衡を図るにはどーしたらよいか。やっぱ山を多く作る事かよさそうだ。そーすれば谷の割合は減ずるし、谷によるココロの落ち込みも比較的少量で済むだろう。そんな理由から、日頃の「うつマニア」の行動様式が決定されているものと思われる。子供の頃から培ってきた好きな事、好きな趣味に興ずる時が、自分を助け「うつ」との均衡を図るベターな方法として良い塩梅を示している。

 
ただしこの方法は万能ではない。人が成せる技だし、方法としての答えは一つというものでも無かろう。そんな試行錯誤を繰り返し、「うつ」との均衡の図り方を模索する毎日により、このビョーキと上手く付き合っていく術に対し、さらに磨きを掛けることが出来ればと願う。


タグ:うつ病
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