落合公園 午後の釣り

　平日の午後、嬉しい事に余暇が出来たので、いつもの落合公園へ釣行してみた。天気は快晴、夏の頃の酷暑も無くなり、熱中症の心配も少ない。さらに身の回りで続くこのところの諸処ゴタゴタが原因であるストレスの解消～気分転換には最高の余暇である。

　公園内北寄りに位置する釣池では平日にもかかわらず多くのヘラ師が等間隔で陣取り、餌打ちに余念がない。見たところ、自分のような雑魚狙いの偏屈アングラーが仲間入りさせてもらうには、かなりの勇気が要りそうだ。恥ずかしさもあって釣り人の居ない大きな落合池の方へ移動、前回思うような釣果が出なかったポイントへ着座する。

　午後３時から釣行開始、実は落合公園で夕刻に掛けての釣りは初めてであり、魚たちの活性に期待するところあり。例の秘伝オカユ餌を武器に２号ハエスレ針で底釣りを始めると、早速アタリあり。１０ｃｍ前後のクチボソやアブラハヤ？がコンスタントに上がって来るので、身もココロも調子が良くなる。また足元の浅瀬にはそれらの稚魚と思われし小魚やエビちゃんたちがウジャウジャと集まっており、こちらも興味深い。流れ込みの無い？落合池にて、どーして多くの魚たちが生息しているのか、不思議な感もある。

　　暫くしてのアタリ、今度は竿を上げても魚体が上がって来ないゾ、ヤバイ…大型魚が乗ったみたい…。0.2号ハリスでは滅多な取込みは出来ず、引きが弱るまで格闘することとなった。５分ほどやり取りしただろうか、ヘラとマブの中間モノか知らん、２５cm強、我カテゴリーからすれば大物であった。それ用のビクも無いので、とりあえず魚撮りしてリリースとした。

　　その後もターゲットである雑魚たちと遊び、日没前に竿納する。その頃になると広い水面に稚魚たちによる波紋が目立つようになり、それを捕食する魚なのか、その飛沫も見られた。一方、釣り池に居られたヘラ師たちの姿は消えて無くなり、落合公園は夕陽を浴びた静かな風景となっていた。癒しの場、身近な環境に感謝する。

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